投資のメリット・デメリット

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投資家たちの注目を集めたニプロの自社株買い

投資家たちが取引する会社大阪市北区に本社を置くニプロ株式会社は、医療品や医薬品を手掛けていることで有名な企業です。同社はかつて、いわゆる「自社株買い」を実施したことがあります。同社は、2013年5月14日付で「自己株式の取得及び自己株式の公開買い付けに関するお知らせ」を発表しました。このような形での自社株買いは、一般に「株式公開買い付け」(TOB)と呼ばれます。その際に設定される買い付け株価は、多くの場合、発表時点での市場株価より十分高い金額となります。これにより、株式を保有する多くの株主がTOBに応じ、公開買い付けが成立しやすくなるからです。そして、市場における株価も、設定されたTOB株価にさや寄せする形で上昇していきます。そのため、このようなTOBが発表された銘柄は投資家たちの関心を集める場合が少なくありません。
ところが、ニプロが実施した自社株買いには、通常とは少し異なる一面がありました。買い付けの設定価格が、その時点における市場価格と比較して著しい安値であったからです。発表前日(2013年5月13日)の株価が1,385円、また、同日までの過去1か月間の単純平均株価が1,011円であったのに対し、発表された買い付け価格は862円でした。ニプロがこのような買い付け価格を設定したのは、一般投資家ではなく大株主(筆頭株主)である関連企業からの買い付けを主に想定していたからです。しかし、投資家たちの反応は高いもので、発表翌日の始値は1,501円にまで高騰しました。3~4か月ほどが経過すると株価は900円前後に落ち着きますが、取引の出来高はTOB発表前とは比較にならないほど大きな日が続きました。投資家たちが活発な取引を繰り返した様子がうかがい知れます。